リハビリテーション部の浮城です.
来る3月10日から13日にかけて,アメリカはニューオーリンズで行われた学会に発表のため,副主任の三浦と参加してきました.2度目の海外発表で幾分か落ち着いて臨むことができたと思います.
ニューオーリンズは,フランスやスペイン領の時代を経て,カリブやアフリカ,フレンチの文化が融合して独特の文化が構築されたようです.『ジャズ』発祥の地としても知られ,繁華街を歩けばあちらこちらで生演奏の音が聞こえ,ここに生活する人たちの雰囲気と相まって自然と活力をもらえる街でした.
学会会場では,大型のスクリーンが2台並ぶ会場や計2000枚ものポスターが並ぶ会場など,規模の大きさに驚く一方で,参加者同士の距離感はむしろ近い.日本の学会でも大規模な会場で行われることはありますが,縦長の会場が多く,発表者と質問者互いの顔が見えない,距離感が遠いように感じます.ただ,医科学に関するモチベーションは国内学会でも決して引けを取らないように思います.
国内外問わず学会に参加するモチベーションは,(受け売りですが)目の前にいる患者さんの持つ障害に対して「何とかしたい」と願うエネルギーです.日々の仕事に創意工夫を重ね,今より更に良いものにしていこうとする姿勢を持つこと.常に今を超える新しい技術,知識の創造を目指すことは,私たち医療従事者の責任でもあります.患者さんが “より良く・より早く” 社会復帰できるよう,リハビリテーション部全体で精進していきたいと思います.
末筆ではありますが,学会参加に際しご協力いただいたすべての方に心より感謝申し上げます.