6月22日~23日にかけて、帯広市で開催された第70回北海道理学療法士学術大会に参加してきました。
当院からは理学療法士の三上が「変形性膝関節症における鵞足症状に対する超音波療法の有効性の検討-第一報 介入前後での比較-」、小橋が「人工膝関節全置換術症例における10秒椅子立ち上がりテスト術前目標値の検討」という演題で発表しました。どちらの演題も複数の質問をいただき、今後の課題を確認することができました。
本学会では、畿央大学の森岡周先生の基調講演が印象的でした。私は、この講演で“リハビリテーション”の本来の意味を再確認しました。
日々の臨床業務で、「リハビリしましょう」という言葉を使用しますが、「リハビリテーション」の本質的な意味は、「権利・名誉・尊厳の回復」です。つまり、「その人らしく生きるということの回復」ということです。
理学療法士は、医学的な知識や技術を身につけるというのはもちろんですが、その人らしく生きることができるように支援をする力も必要であると感じました。
また、本学会を通して、様々な病院や大学の研究を知ることができ、大変勉強になりました。また、たくさんの理学療法士が臨床業務に加えて研究活動も行っており、自分自身のモチベーション向上にも繋がりました。
今回学んだことを生かし、今後も精進していきたいと思います。